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冬季剪定の仕方

十分に成長したバラを基準にしています。 生長途中、弱っているバラはあまり強く切り戻さないで下さい。

ハイブリッド ティー・フロリバンダ

高さを決めて切り戻して下さい。
切り戻しが弱いと株元が古くなりベーサルシュートの発生が弱くなります。
耐病性がある品種や、樹勢が強い品種は樹高の1/2位残すように切り戻して下さい。
病気に弱い品種や、樹勢が弱い品種は樹高の2/3位残すように切り戻して下さい。
切り戻し後は弱い枝や株の内側に向いた混んだ枝を抜いて下さい。
バラは新しい枝が出ることによって常に若返ります。
切り戻しが弱く古枝しか株元になくなると弱ってしまいます。
良いシュートが出たら残し、一番古い枝を抜く枝の更新して下さい。

木立ちシュラブ・シュラブ

四季咲き性、返り咲き性があるシュラブの殆どが強く切り戻しても開花します。
樹高の1/2〜1/3位を残すように切り戻して下さい。
切り戻し後は弱い枝や株の内側に向いた混んだ枝を抜いて下さい。
返り咲き性が弱い品種はこの選定をすると一番花以降咲かない品種もあります。

シュラブ・つるバラ

大きなスペースが必要になりますが自然樹形で楽しむことも出来ます。
草花とも相性がよくナチュラルなガーデンになります。
大きく伸ばし内側に向いた枝、弱い枝、株元の枝を抜くだけで楽しめます。
枝が下垂して地面と平行になっている枝にはよく花を付けますが、上を向いた強いシュートは寝かさないと咲きません。
夏場に図のようにピンチをして弱い枝を出しておくとこんもりとした樹形になります。
上を向いた枝は8mm以下の太さならば殆どの品種で花が付きます。
枝数があり必要が無い場合はシュートを抜いて下さい。

シュラブ・つるバラ フェンス仕立て

基本的には古く弱い枝を抜いて新しいシュートで更新をしますが、全体の枝に力があるようならば無理に切り返しは行わないで毎年何本か更新するくらいで良いでしょう。
元気な小枝は前年誘引したところからシュートが発生します。
シュートが発生したところから先の古い枝咲きは切り戻します。
覆いたい範囲をカバーできる元気な枝があるならばベーサルシュートを抜き栄養が株全体に回るようにコントロールして下さい。

シュラブ・つるバラ オベリスク仕立て

近年、返り咲き性の強いシュラブやつるバラが増えてきました。
一番花だけ楽しむならば基本どの仕立てでもよいのですが二番花以降もあまり樹形を乱さずに楽しみたいならばオベリスク仕立てがオススメです。
上部まで覆うのではなく7〜8割位の高さで誘引するのがよいでしょう。

基本的には古く弱い枝を抜いて新しいシュートで更新をしますが、全体の枝に力があるようならば無理に切り返しは行わないで毎年何本か更新するくらいで良いでしょう。
元気な小枝は前年誘引したところからシュートが発生します。
シュートが発生したところから先の古い枝咲きは切り戻します。
覆いたい範囲をカバーできる元気な枝があるならばベーサルシュートを抜き栄養が株全体に回るようにコントロールして下さい。

スタンダード仕立て

弱い切り戻しをすると花の開花位置が高くなり見上げるようになってしまいます。 注ぎ口から20cm位の高さを目安に切り戻して下さい。 切り戻し後は弱い枝や株の内側に向いた混んだ枝を抜いて下さい。 株元からのベーサルシュートを大事にし切り返しする枝を多くして下さい。